今年で5年

写真の説明 ひとつぶの種での教室の様子です。
早いもので、三線教室をさせて頂くようになって、今年で5年となります。
いろいろな人が共に学び楽しみ、そして、つながりあえる場となればという思いで行っている、コミュニティー的で、アットホームな三線教室。今から5年前、2019年に、京都市中京区寺町二条にあったNPO法人ブライト・ミッションが運営するコミュニティーカフェ「町家カフェさわさわ」の中から生まれました。
NPO法人ブライト・ミッションは、視覚障碍者と健常者の相互理解・相互支援を目的として、見える・見えない・見えにくい人たちが共に、それぞれが生まれ持った使命を輝かそうという思いによって立ち上げられ、その中心となる事業として「町家カフェさわさわ」を運営してきました。その中で沖縄の音楽を中心としたカフェライブや、音楽の好きな人たちが集ってのサロンを開催する中で三線を引けるようになりたいという人たちが出てきたことから始まったのがこの教室になります。
「町家カフェさわさわ」は、2020年6月をもって閉店となりましたが、音楽を通してのつながりや三線教室は継続していこうと、いくつかの場所を経て、2021年より、京都市北区千本鞍馬口にある一般社団法人ひとつぶの種の運営するコミュニティーカフェにて開催させていただくようになりました。
見える人も、見えない人も、見えにくい人も、色々な人が共に学び楽しめるように、通常の譜面と合わせて、耳で聞きながら覚えられるように少しずつ区切って録音した声の譜面を用意し、3カ月に1曲から2曲を目安としたゆっくりとしたペースで進めています。
まだまだ試行錯誤の連続ではあるのですが、これからもさらに、皆さんと一緒に学び、そして楽しみながら、より良い教室を形作っていければと思っています。
また、これまでに、希望者においては、琉球民謡伝統協会京都洛東支部の上原師範のお力添えを得て、琉球民謡コンクールにて新人奨励賞2名が合格、今年度は新人奨励賞、優秀賞部門にて各1名ずつが受験。
音を聴きながら少しずつおぼえて行くことを大切にしているため、時間はそれなりに必要になるのですが、一歩一歩着実に確実に、皆さんと共に前に進んで行ければと思っています。