見えない・見えにくいってどんなこと?

この数日、小学校や大学での講演が続きました。
視覚障害についての基本的な理解ということで、私自身の体験と合わせてお話をさせて頂いているものになります。
ここしばらくはコロナの影響で、このような講演はなかったので、こうして皆さんとお会いしてお話ができるのは本当にうれしいですね。
視覚障害と一言に言っても、色々な見え方や状態があって、それぞれにちがうということ、色々な工夫をして日常生活を送っていること、見えなくなったことで不便なこともたくさんあるけど、得られてきたこともたくさんあってね♪ というお話など、質問にもお答えしながら、アットホームな感じでお話をさせて頂きました。
このようにして演奏活動をするようになったのも、見えなくなったことからのことですし、たくさんの人たちとの出会い、そして結婚、子供にも恵まれたことも、元をたどれば、僕の場合、見えなくなったからこそ得られてきたものなんですよね。
先日の小学校での質問の仲で「趣味は何ですか?」と尋ねられて、「最近は6歳の息子と釣りにはまっているかな。」と答えると、みんな、とても驚いていました。 できなくなったことも多いですが、工夫や誰かと一緒にすることで、できることもけっこうあるんですよね♪
そして、お話の後には、日常で使用している音声読み上げ機能がついた時計や、触読式腕時計など、普段使用している便利グッズに触れて頂いたり、三線も弾いて、一緒に音楽を楽しんだり、楽器にも触れてもらったりと、子供たちとの交流の楽しい時間を過ごさせて頂きました♪
このようにして、たくさんの人たちと出会い、つながれること、これが今本当に幸せなことだと思っています。 みなさんありがとうございました。
障害の有無に限らず、色々な人たちにとって、益々住みよい世の中になっていってくれると良いですね。